こんにちは、ぼっちんです。
僕は現在、年収380万円ほどの正社員として働いています。
高卒で、しかも精神疾患(双極性障害)を抱えている自分にとっては、恵まれている環境なのかもしれません。
それでも、楽なわけではありません。
人間関係に悩んだり、仕事のストレスに押し潰されそうになったり
「もう限界かもしれない」と思う瞬間は、定期的にやってきます。
そんなとき、ふと思い浮かべるのが「期間工ループ」という選択肢です。
今日はその可能性について、自分なりの考えをまとめてみたいと思います。
■ 期間工ってどんな働き方?
期間工とは、主に自動車工場などで一定期間契約して働く働き方のことを指します。
雇用形態は契約社員で、契約期間は3〜6ヶ月から始まり、最長で約3年まで更新されることが多いです。
給料水準は高めで、年収400万円以上になるケースもあります。
さらに、
• 入社祝い金
• 寮費・光熱費無料
• 食事補助
など、生活面でのサポートも充実しており、固定費を抑えながら働けるという点が大きな魅力です。
特別なスキルは求められず、若ければ未経験でも採用される可能性が高いとされています。
■ 期間工ループとは?
期間工で働く → 契約満了で退職 → 失業保険を受給 → 再び期間工に応募
こうした働き方を繰り返すスタイルを「期間工ループ」と呼びます。
実は僕のような精神疾患を抱えている場合、条件を満たせば最大1年半の失業給付(基本手当)が受け取れることがあります。
現在、精神障害者保健福祉手帳の2級を所持しています。
つまり、たとえば…
• 期間工で1〜3年働く
• 退職後は失業保険を受給しながらしばらく休む
• 回復したらまた次の期間工へ
という形の働き方が現実的に可能になるのです。
■ 社会不適合者にはむしろ向いている?
僕自身、社交不安や精神的な波の大きさから、安定した人間関係や長期的なチームワークが苦手です。
そんな自分にとって、「期間が決まっている働き方」というのはむしろプラスなのかもしれません。
• 最初からいずれ辞める前提の職場
• 人間関係が固定されにくい
• 収入は高めで、固定費も安い
そう考えると、期間工ループは「自分にとって悪くない選択肢だな」と感じることがあります。
■ もちろんデメリットもある
ただし、いいことばかりではありません。
以下に、自分が考える期間工ループのデメリットを整理してみました。
① ライン作業への不安
期間工の仕事は、いわゆるライン作業が多く、体力的・精神的にハードな面もあると聞きます。
• 毎日単調な作業を繰り返す
• 指示通りのスピードについていかなければいけない
• 怪我や体調不良を訴える人も少なくない
正直、メンタルの状態によってはかなりきついのではないかという不安があります。
② 実家を離れることの影響
僕は現在、実家暮らしで、生活費として毎月仕送りもしています。
期間工として寮に入ると、家族は今の家を引き払うことになる可能性が高く、帰れる場所がなくなるリスクがあります。
失業保険の受給期間に一人暮らしを余儀なくされると、生活費が一気に増えるため、せっかくの節約効果も薄れてしまうかもしれません。
③ 通院・医療面の不便さ
現在は内科と精神科に定期通院しています。
引越しに伴い、新しい病院を探し、紹介状を書いてもらい、転院の手続きをして…
また契約が終わって実家に戻る際には、元の病院に出戻るという手間も発生します。
精神疾患の治療においては、継続的な診察と薬の調整が非常に重要なので、この不安定さは見過ごせません。
■ それでも「最悪の選択肢」として持っていたい
僕は今の職場に、しがみつくようにして働いています。
高卒で、精神疾患持ちで、それでも年収380万円の正社員というのは、そう簡単に得られるものではないと思うからです。
でも、どうしても限界が来てしまったら。
心が壊れそうになったら。
そのときは、期間工ループも選択肢としてアリなんじゃないか。
そう思っています。
■ 最後に:逃げ道があるだけで、少し楽になる
「期間工ループをするかどうか」は、まだわかりません。
でも、「最悪、こういう道もある」と思えること自体が、今の僕の心を少しだけ軽くしてくれます。
選択肢がゼロになると、逃げ場もなくなります。
だけど、「この働き方なら自分にもできるかもしれない」と思える何かがあるだけで、人は少し前を向ける。
そんな気がしています。
同じように、「もう限界かも」と感じている人にとっても、
ひとつの選択肢の存在が、救いになるかもしれません。
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