【FIREは甘え?】親世代にFIREを理解してもらうのは、正直かなり難しい話

FIRE・資産

こんにちは、ぼっちんです。

今回は、FIREという生き方について「親世代にどう伝えるか」「理解してもらえるのか」というテーマでお話ししたいと思います。

結論から言うと、かなり難しいと思っています。

僕自身、FIREを目指してこれまで資産を積み上げてきましたが、そのことを知っているのは母とお婆ちゃんだけです。
他の家族には伝えていません。というのも、おそらくFIREという考え方を理解してもらうのは難しいだろうな、と思っているからです。

■ 「好きなようにすればいい」その言葉の裏にあるもの

母は、僕がFIREを目指していると話したときに、「自分が後悔しないなら、好きにしたらいい」と言ってくれました。
とてもありがたい言葉です。僕の選択を尊重しようとしてくれているのが伝わってきました。

でも、内心ではきっとこう思っているはずです。

「できるなら定年まで、安定した会社で働いてほしい」
「病気のこともあるし、ずっと無職で暮らしていくなんて大丈夫なの?」
「なんだか不安定そうで心配…」

それが親としての本音だと思います。

心配をかけたくない。
だけど、自分の人生も守りたい。

その狭間で揺れながら、どう伝えればいいかをいつも考えています。

■ 親世代との「価値観ギャップ」

FIREが親世代に理解されにくい理由。それは、根本的な価値観の違いにあると感じています。

親世代が生きてきたのは、いわゆる「昭和~平成初期」の時代。
• 安定した企業に長く勤めることが正義
• 定年まで働いて退職金と年金で老後を支える
• 投資はギャンブルのようなもの
• 長時間労働や我慢は当たり前

そんな時代を生き抜いてきた世代にとって、「FIREします」「早期退職して自由に暮らします」と言っても、ピンとこないのは無理もないのです。

それどころか、「ラクをしようとしてる」「逃げてるだけ」「そんな甘くない」とネガティブに受け取られてしまうこともあります。

■ 僕が伝えている「FIREの説明」

完全な理解を求めるのではなく、少しでも不安を和らげてもらうために、僕は母にはこう伝えるようにしています。

「しっかり準備してきたから退職ではなく卒業なんだ」
「貯金じゃなくて、資産を作って、それを運用しながら生活していく」
「ギャンブルではなく、長期的で堅実な投資をしてきた結果だよ」

特に、「投資」と聞くだけで警戒されがちなので、
「不動産の家賃収入」「駐車場経営」など、親世代にも馴染みのある例に置き換えて説明するようにしています。

「毎月、家賃収入が入る人って働いていなくても生活できるでしょ? 僕も似たような仕組みを作ってるんだよ」

そうやって資産運用で得られる定期収入というイメージを持ってもらうと、少し理解が進む場合もあります。

■ 「完全に働かないわけじゃない」と伝える

以前も書いたことがありますが、僕自身、FIRE=完全な無職生活とは思っていません。

今の職場のように、人間関係に神経をすり減らしながら、フルタイムで週5働くことは避けたい。
でも、誰にも縛られず、自分のペースでできる仕事であれば、FIRE後もきっと続けていくと思います。

だから、母にも「完全に働かないわけじゃないよ」と伝えています。

「少しは仕事するつもりだよ」

そう話すだけでも、親の中での「無職で家にずっといる」というイメージが少し和らぐような気がしています。

■ FIREという選択は逃げじゃなくて守り

FIREを目指しているのは、「働くのが嫌だから」だけじゃなくて、
人間関係や社会的なストレスから自分を守るためです。

僕にとって、職場での人間関係は精神的にとても大きな負担です。
どんなに気をつけても疲弊してしまうし、無理をすると調子を崩してしまう。

自分の人生を守りたい。
ただそれだけなんです。

■ 無理に理解させようとしない勇気も大事

冒頭でも言いましたが、FIREという生き方を親世代に完全に理解してもらうのは難しいです。

それは、親の価値観が古いからではありません。
その時代に正解だった価値観を持って、真面目に生きてきた人たちだからこそです。

でも、僕たちの時代は違います。
• 終身雇用は崩れつつあり
• 年金も将来どうなるか分からず
• ストレス社会は加速し
• 多様な生き方が少しずつ認められてきている

だからこそ、「生き方は自分で選べる」という時代に生まれた僕たちが、
自分に合った生き方を模索するのは自然なことだと思うんです。

■ 最後に:心配させすぎず、自分を曲げずに

親に心配をかけたくない。その気持ちはとてもよく分かります。
でも、理解されるために自分の価値観をねじ曲げる必要もないと思っています。

・相手の立場も尊重する
・自分の思いも正直に伝える
・すれ違いがあっても、信頼を失わないようにする

そのバランスの中で、少しずつ「FIREってこういう考え方なんだよ」と伝えていけたらいいのかなと思っています。

このブログを読んでいるあなたが、もしFIREやセミリタイアを目指していて、
「家族にどう伝えようか…」「理解されるのかな…」と不安になっているなら、

無理に理解させようとしなくても大丈夫です。
あなたの選択は、あなたが納得していれば、それでいいんです。

あなたのFIREの道のりが、どうか安心と納得に満ちたものでありますように。

プロフィール
ぼっちん
ぼっちん

名前:ぼっちん
26歳/工場勤務
小中高と不登校経験し、精神疾患と付き合いながら働く社会不適合者。
目標は資産1億円を達成してFIRE(早期リタイア)すること。

ギリギリの毎日でも、少しずつ夢に近づくために「ぼっちFIRE道」を記録中。
競馬とお酒が好き。人付き合いは苦手。だけど本音で生きていきたい。

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