※本記事では精神疾患やギャンブル体験について記載していますが、病気やギャンブルを推奨・助長する意図は一切ありません。
読者の方が同様の選択をすることを勧めるものではなく、あくまで個人の経験談です。
こんにちは、ぼっちんです。
今回は、僕が抱えている精神疾患のひとつである「社交不安障害」についてお話ししたいと思います。
この病気とどう向き合い、日々どんな工夫をしているのか。あくまで僕個人の体験ですが、誰かの参考や共感になれば嬉しいです。
■僕の診断名:双極性障害と社交不安障害
僕は現在、双極性障害と社交不安障害という2つの精神疾患を抱えながら生活しています。
双極性障害は、気分が高揚する「躁」と、どん底に沈むような「鬱」の波を繰り返す病気です。
その中でも今回は「社交不安障害」について詳しく書きたいと思います。
■社交不安障害とは?
社交不安障害は、対人関係の場面で強い不安や緊張を感じてしまう精神疾患です。
一般的な緊張とは違い、日常生活に支障が出るほどの強い恐怖感や不安を抱えるのが特徴です。
僕の場合、この障害の根っこには小中高と不登校だった経験や、人との関わりへの苦手意識があります。
「人と関わる=怖い」「見られている=評価されている」と過度に意識してしまい、何気ないやりとりにも強いストレスを感じてしまいます。
■社交不安障害が原因で困っていること
社交不安障害の症状は、日常のささいな場面にたくさん影響を与えます。
たとえば、以下のようなことがとても苦手です。
• コンビニでホットスナックを注文できない
• スーパーで商品が見つからなくても店員さんに聞けない
• ラーメン屋で「替え玉お願いします」が言えない
• 店員さんを「すみませーん」と呼ぶことすら勇気がいる
• 商品の返品をしたいのに言い出せない
小さなことのように思えるかもしれませんが、僕にとってはどれも本当に大きな壁です。
■職場での対人不安
職場でも、社交不安障害の影響は深刻です。
• 自分の挨拶の声が小さかったんじゃないか?とずっと気にしてしまう
• 相手の機嫌が悪そうだと「自分が何かしたのでは」と不安になる
• 常に周囲の雰囲気に敏感になりすぎて、気疲れしてしまう
誰かに怒られたわけでもないのに、ずっと自分を責め続けてしまうような、そんな毎日です。
■治療と向き合い方
社交不安障害の治療には、薬物療法だけでなく認知行動療法(CBT)や暴露療法といったアプローチがあります。
僕は現在、SSRIという抗うつ薬を服用しながら治療を続けていますが、それだけではなかなか不安が消えることはありません。
そこで意識しているのが「暴露療法」という方法です。
これは、あえて苦手な行動に少しずつ挑戦して、成功体験を積み上げていくというもの。
つまり、怖いけどやってみることが回復への一歩なのです。
■今日の小さな成功:コンビニでファミチキを買った!
今日は、自分にとってとても大きなチャレンジをしてみました。
それは「コンビニでファミチキを注文すること」。
これまでずっと躊躇していたのですが、「今こそ暴露療法のチャンスだ」と自分に言い聞かせてレジへ。
勇気を出して「ファミチキひとつください」と伝えることができました。
店員さんはごく普通に対応してくれました。
拍子抜けするほど、何の問題もなく終わったのです。
でも、僕にとってはものすごく大きな成功体験でした。
■FIRE後の生活にも影響する「社交不安」
僕はFIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指しています。
でも、FIREして仕事を辞めたら終わり…ではなく、その先に人とどう関わっていくかが残ります。
お金の不安がなくなっても、人との関わりに自信が持てないと心が孤立してしまうリスクもあります。
だからこそ今、社交不安障害としっかり向き合い、少しずつでも自分を変えていこうと思っています。
■まとめ:少しずつ、でも確実に前へ
社交不安障害は一朝一夕で克服できるものではありません。
でも今日の「ファミチキが買えた」という体験のように、小さな一歩を積み重ねることは確実に自信になります。
これからも、無理のないペースで、少しずつ挑戦を重ねていきたいと思います。
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